年俸約24億円、まさかの「巨人復帰」をアピール

「もちろん、日本に戻ってプレーしたい。2027年にロックアウトがあったとしたら(NPBで)プレーするかもしれない」
こんな発言をしたのは、元巨人で現在はカージナルスのマイルズ・マイコラス投手だという。現地時間8月4日のドジャース戦前、翌日の先発登板を控え、2017年まで在籍した巨人がいかに優れた野球環境にあったかを、饒舌に語り続けたとのこと。
「マイコラスは今季で複数年契約が終了します。今季分の年俸だけでも1600万ドル(約24億円)を超えており、近年は高額年俸に似合う成績を残していません。8月23日には37歳になるので、チーム残留は厳しいと思います」(現地ジャーナリスト)
現・労使協定は、2026年12月1日に失効するといい、メジャーリーグ機構と選手会の事前交渉がうまくいっていないとの情報があり、「それに巻き込まれるくらいなら、日本で」というマイコラスの気持ちは分からなくないという。しかし、マイコラスを知るMLB、NPB双方の関係者は、今回の発言について、
「巨人に在籍していた2015年から2017年シーズンにも、似たようなことがありました」
と受け止めていた様子。
どういう意味かというと、巨人に在籍した3年間、マイコラスの代理人はメジャーリーグ30球団に手紙を出し、「ついででいいですから、マイコラスを視察して下さい」と訴えていたそう。
その当時、米スカウトのNPB視察の最優先事項は大谷翔平であり、マイコラスの代理人はMLB帰還の希望を叶えようと働きかけていたという。その甲斐あって今日に至ったわけだが、見方を変えれば、今回の「巨人ラブコール」は、カージナルス残留はおろか、MLB他球団との再契約も厳しい、という実情を表しているのかもしれないと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部