2025/8/8 10:01
『スーパーチェーン』最長約3年3カ月、73店舗において表示違反の商品を64万5994パック販売「社内管理体制の不足」

最長約3年3カ月にわたり、73店舗において表示違反の商品を64万5994パック販売していたと報じられたロピア。この問題について、老舗スーパー「やまと」の元3代目社長・小林久氏に見解を聞いた。
現在、もっとも勢いのあるスーパー「ロピア」。店名の由来でもある「ロープライスユートピア」を掲げた低価格や大容量パック、インパクト大な見た目の総菜や肉が人気を集めている。
しかし昨年7月、原料や原産地名を表示しないまま商品を販売した食品表示違反で農林水産省から指摘が入っていることを知る消費者は、どれだけいるだろうか?
少なくとも2020年4月1日から23年7月26日までの間に、ロピア中央林間店ほか73店舗において64万5994パックを表示違反のまま販売していたと報じられ、ロピアは「法令に対する認識不足と社内管理体制の不足」と説明している。
最長約3年3カ月間にわたって違反が放置されていたとは、人気スーパーのあまりにずさんな姿勢に開いた口が塞がらないが、なぜこのような事態が起こったのだろうか? 問題の根本について、創業105年の老舗スーパー「やまと」の元3代目社長で、著書に『こうして店は潰れた~地域土着スーパー「やまと」の教訓~』(商業界)を持つ小林久氏に解説してもらった。
「これだけの期間、問題が放置されていたのはロピアが言う通り『法令に対する認識不足』と『社内管理体制の不足』が影響していると推測されます。新規出店の速度が早すぎて、一番大切な商品管理が本部や店舗で追いついていないではないかと、個人的には考えます」
と、スーパーマーケットファンが報じている。
編集者:いまトピ編集部