2025/8/9 09:52
新型コロナ、新規感染者数が増加「終わった病気ではない」

「新型コロナ感染は終息に近づいていると思っていたら、うちの分院では1日20人の陽性患者が出た。夏に入って増加傾向にあるようです。
7月時点で変異株『NB.1.8.1』や『XFG』が主流で、症状としては風邪だと思い込む人が多いようです」(千葉県市川市の『藤巻耳鼻咽喉科医院』藤巻豊院長)
厚生労働省によると、7月21~27日の第30週の新型コロナウイルス新規感染者数は全国ベースで前週比31.9%増の1万5924人。
1万人を超えたのは第14週と前週で、感染者数の最多は東京都1442人、次いで神奈川県1269人、千葉県1105人、埼玉県1080人の順となっている。
現在の新型コロナの症状は主に発熱、頭痛、喉の痛み、食欲不振、味覚障害、疲労、腹部不快感、胃腸炎、重度の下痢など風邪に似ているのが特徴だ。
「コロナ禍では発熱症状が現れた早い段階で受診する人が大半でした。今年の傾向は、発熱などの症状が現れても自宅で一旦様子を見てから受診するケースが多いですね」(藤巻院長)
コロナ治療に携わってきた看護師が続ける。
「たとえ発熱の症状が治まったとしても、ウイルスはまだ体の中に残っています。咳、鼻水、下痢の症状は遅れて少しずつ現れますから、人にうつしてしまう危険性があります」
発症前後の期間はウイルスの排出量が多く感染力も強いため、一緒に住んでいる家族も注意が必要だ。
「発症後の5日間は感染リスクが高いため、外出を控えるようにして下さい。その家族も同様です」(同)
コロナは終息していないと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部