2025/8/9 13:32

【閉店ラッシュ】閉店相次ぐ「23年8店、24年9店、25年6店閉店し、26年すでに5店閉店決定」

悔しい

神奈川、山梨、静岡の生活協同組合による「ユーコープ」。実店舗の閉店が相次いでいます。ユーコープの会員が実際に店舗で買い物してきました。ユーコープは神奈川県、静岡県、山梨県を主な営業エリアとする生活協同組合。2013年に発足しました。生活協同組合は、組合員の出資金で商品を仕入れたり、店舗や宅配センターの建設などを行っています。 宅配サービスのイメージが強いコープですが、実店舗も運営。しかし、ユーコープは近年閉店ラッシュ状態で、23年は8店、24年は9店、25年は7月末時点で6店が閉店し、26年もすでに5店の閉業が決定しています。

 「日本食糧新聞 電子版」の記事によると、「ユーコープの前身の一つであるコープかながわは、かつてコープこうべと並び称されるほど有力な生協だったが、1994年から店舗は赤字続きとなっている」とのことで、ネット上でもユーコープ関係者らしき声で「店舗の赤字がすごい」「店舗事業は赤字経営」との書き込みが見られます。

 2010年ごろには、店舗の黒字化を目指して低価格スーパーの出店を加速していたそうですが、現在、該当する店舗は確認できず、一方で、福島県をエリアにするコープあいづでは格安店「コープベスタ」が展開されています。

神奈川県のユーコープ店舗で買い物をしていきます。昨年リニューアルをしたばかりの店舗で、以前より外観や入口が明るくなっていると感じます。リニューアル前に2回ほど利用したことのありますが、全体的に照明が暗かったのが印象的でした。

 コープといえばオリジナルの冷凍食品が支持されていますが、実店舗でももちろん購入可能。冷凍コーナーはふつうのスーパーでは見られないオリジナル食品がズラリと並んでいます。たとえば、コープオリジナルの冷凍食品「ねぎ焼き2枚」。538円と割高感はあるものの、ねぎ焼きの冷食は関東ではめったに出会えないのでテンションが上がりました。宅配にはない実店舗ならではの魅力といえば惣菜です。店内の惣菜コーナーをチェックすると、品数は豊富とはいえないものの、点数を絞りこんだものが並んでいます。

 それらから、店内製造かつユーコープオリジナルの商品を注意深く探すと、ありました!「ユーコープオリジナル」とはっきり主張しているコロッケ。小ぶりで2個140円。くんねっぷ男爵という男爵いもを使っているそうです。

 実際に食べてみると、芋がねっとり甘い! 8cm×5cmと小さめながら、一口の満足感が高いです。おやつにちょうどよさそう。メンチカツにも「ユーコープオリジナル」のシールがついています。商品名「ザ!メンチカツ」2個で421円です。

 こちらは直径8cm、厚さが3cmもあって、手にするとずっしりした重みがあります。口にすると肉の旨み、玉ねぎの甘みがしっかり感じられて、これはおいしい! 夕飯のメインおかずになれる満足感があります。

閉店ラッシュのさなかにあるユーコープですが、久しく店舗に足を運んでいないという方は、買い物に行くと楽しい発見があるかもしれませんよ、とスーパーマーケットファンが報じた。

閉店ラッシュ【ユーコープ】店舗経営は赤字続き? 420円「ザ!メンチカツ」など3品食べてみた | スーパーマーケットファン閉店ラッシュ【ユーコープ】店舗経営は赤字続き? 420円「ザ!メンチカツ」など3品食べてみた | スーパーマーケットファン

編集者:いまトピ編集部