2025/8/21 11:20

『映画』257億超え、歴代映画ランキング4位に上昇

びっくり

最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、8月15~17日)で、アニメーション作品『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(7月18日公開、以下『無限城編 第一章』)がV5を達成した。

 8月18日発表の全国週末興行成績ランキングでも首位をキープした『無限城編 第一章』は、漫画家・吾峠呼世晴氏が原作を手がけた『鬼滅の刃』をアニメ化した劇場版の最新作。上映開始から5週目の週末3日間も観客動員121万8000人、興行収入18億7500万円をあげ、累計興収は257億円を超えた。

 映画ライターのヒナタカ氏は、5週目でも歴代1位の記録で駆け抜けている理由を以下のように話す。

「お盆休みに入り、ファミリー層の動員が増えたほか、8月15日から1週間限定でスタートした『4D(MX4D・4DX)』の先行上映(本公開は8月30日より)で満席が相次いだことも影響していると思われます」

 なお、国内で上映された歴代映画ランキングにおいては、同じくアニメ作品の『君の名は。』(2016年公開/最終興収251.7億円)と『アナと雪の女王』(14年公開/最終興収255億円)を追い抜き、4位に上昇。なお、同ランキングでは現在1位の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20年公開/最終興収407.5億円)と2位の『千と千尋の神隠し』(01年公開/最終興収316.8億円)がアニメ、3位の『タイタニック』(1997年公開/最終興収277.7億円)が実写の洋画だが、『無限城編 第一章』の勢いが続けばトップ3がすべて日本のアニメになりそうだ。

 とはいえ、そんな『無限城編』でも、「一時は動員のペースがごくわずかに落ちており、前作『無限列車編』超えに黄色信号が点ったとの見方もあった」とか。

「その理由は、爆発的ヒットの『無限城編』であっても上映回数が抑えられるほど、この夏は動員力のある作品が“飽和状態”になっているからでしょう。8月1日公開の『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』は32億円、8日公開の『ジュラシック・ワールド/復活の大地』もすでに30億円突破と絶好調で、コロナ禍でほかの大作映画の公開が延期されていた『無限列車編』の時とは大きく状況が異なります。それでも『無限城編』はこのお盆休みと4D先行上映で盛り返したわけですし、この先に大きくペースが落ちる可能性があるとすれば、夏休みが終了してファミリー層の客足が遠のくこと、もしくは、同じく『週刊少年ジャンプ』(集英社)発の大人気漫画の劇場アニメ『チェンソーマン レゼ編』(9月19日公開)の公開が原因でしょう。それまでに現状のペースを維持できれば、前作を超える可能性もありそうです」と、サイゾーオンラインが報じている。

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編集者:いまトピ編集部