2025/8/22 20:28

異例の引退発表「様子がおかしい」の声も

孤独

中日・中田翔が、今季限りでの引退を発表した。8月中の表明は異例だが、関係者の話を総合すると、持病でもあった腰痛の再発は「無配慮が招いた」とも言えそうだ。

「5月13日に一軍登録を抹消された際、中田の腰痛はかなり酷いものでした。二軍での実戦復帰まで1カ月近くもかかってしまいました」(名古屋在住記者)

だが、そのときの腰痛再発は事前に防ぐこともできたかもしれない。

中日は同11日まで甲子園球場で阪神との3連戦、翌12日は移動日で、選手らはいったん名古屋に戻り、13日からのヤクルト3連戦に備えた。

だが、その初戦の舞台は豊橋市民球場(愛知県豊橋市)であり、「名古屋~豊橋間」の移動はバスだった。

距離にして約80キロ、新幹線での移動であれば30分ほどで済んだが、中日は約1時間でのバス移動を選択。これが中田の腰痛を再発させたのだという。

「今春のキャンプに、中田が15キロもの減量を行って臨んだのは事実です。腰の負担を減らすためで、オフの間、過酷な食事制限をし、名医の下にも通い、高額な医療用ベッドまで購入しました」(関係者)

昨季、自身を拾ってくれた立浪和義前監督の期待に応えられなかった屈辱も重なり、例年以上にバットも振った。腰痛の再発防止のため、やれることはすべてやったからだろう。中田は「次に痛みが生じたら引退」と決めていたという。

「8月8日の広島戦で代打起用されましたが、空振り三振でした。『様子がおかしい』の声も聞かれました」(前出・名古屋在住記者)

二軍調整中も異変は見られた。ファームスタッフに「自分が出れば、その分、若手の出場機会が減るので」と訴え、スタメンを譲る日もあったという。

「ヤンチャなイメージのある中田ですが、実は繊細で傷つきやすく、考えすぎてしまう性格。一度、不振に陥ると抜け出すまでが長いんです」(前出・関係者)

腰痛はフルスイングの代償でもある。

中田は打点王3回のタイトル歴が証明するように勝負強いバッターだが、本当に欲しかったタイトルは本塁打王。札幌ドーム、バンテリンドームの広域球場を長く本拠地としてきたため、年齢に応じた打撃スタイルに変えることが難しかった。

最後まで自分を貫き、潔く引退を決意した中田。重圧から解放されたせいか、8月15日に行われた引退会見での表情は、晴れやかさでいっぱいだったと週刊実話WEBは報じている。

中田翔の引退は無配慮バス移動が原因? 持病の腰痛再発で決断か/サマリー|週刊実話WEB中田翔の引退は無配慮バス移動が原因? 持病の腰痛再発で決断か/サマリー|週刊実話WEB

編集者:いまトピ編集部