試される新庄剛志監督「12球団の監督見渡しても新庄くらい」

日本ハムが9月4日、ZOZOマリンでロッテに2 -9と快勝。首位ソフトバンクとのゲーム差2.0を維持し、残りは日本ハム21試合、ソフトバンク22試合。数字が示す通り、一敗の重みは日に日に増しているようだ。
福岡ではソフトバンクがオリックスに8-0で快勝しており、本来なら「優勝マジック19」が点灯する状況だったが、日ハムの勝利で持ち越しに。とはいえ首位をめぐる厳しい攻防は続いているといい、今後もソフトバンクが勝つか引き分け、日本ハムが敗れれば「マジック18」が点灯する条件は続いており、首位攻防は依然拮抗したままだとのこと。
試合後の新庄剛志監督は、オーダーを大きく入れ替えて臨んだ采配が的中したことに「がらりと変えて勝った。こっちは糖分とコメ抜いてイライラしとんねん。言われてばかりは腹立つからね。あ~すっきりした」と笑顔を見せたが、指揮官の矛先は相手チームだけではないようだ。
試合前には自身のインスタグラムで「ファイターズの選手 ファイターズファンの皆さん 悪口を言って小銭稼いでるこの動画 見てないと思いますが、今後もイライラするだけなんで見ないで下さい」と投稿。背景には、一部の動画で選手が批判の対象にされていることへの強い憤りがあるといい、「俺のことを言うのは構わないが、選手のことを悪く言われると寝られないぐらい腹立つ」という言葉には、選手を守ろうとする思いがにじんでいたという。
もっとも、ファンの受け止めは冷静かつ厳しいもので、
「戦う相手を間違えないでくれ」「ネットアンチを気にしている場合じゃない」「いちいち過剰反応してるのは12球団の監督見渡しても新庄くらいだろ」
との声が。
ファンの願いは明快。首位争いのさなかにあっては、ネットの雑音に反応するよりも試合に全力を注いでほしい。見据えるべきはソフトバンクとの頂上決戦だという。
2ゲーム差の薄氷を踏む首位攻防は、一戦ごとに情勢が変わるといい、9月は直接対決が限られるだけに、取りこぼしをいかに防ぐかが勝敗を分ける。だからこそ、ファンは危機感を募らせており、必要なのはアンチの声に揺れることではなく、ただ優勝を見据えて突き進むこと。重圧下で、新庄監督の真価が試されていると「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部