『阪神』「1億円プレーヤー続出」厳しい事情

藤川球児監督率いる阪神タイガースは、8月31日の2位巨人戦に勝利し、ついに優勝マジック7と、いよいよカウントダウンが始まった。
セ・リーグ優勝は、ほぼ間違いないが「本当の敵」は今オフにやってきそうだ。
今季の阪神の強さについては語るまでもないだろう。選手たちも当然、昇給を意識しているはずだが、経営陣は戦々恐々だ。
「近本光司が国内FA権を取得し、梅野隆太郎との複数年契約が今季で満了。近本の去就は他球団も注目しており、新人から7年連続のシーズン130安打を達成した実績からして、FA権を行使しなくても、5年総額25億円が交渉のスタートラインになるとみられている」(関係者)
昨オフ、大山悠輔を5年総額17億円で引き止めた。
近本はすでに年俸3億7000万円で、大山の総年俸を単年にすると3億4000万円だから、「リードオフマンの年俸が主砲を上回る」という、アンバランスなチーム状況となっている。
さらなる昇給、複数年契約で近本を引き止めれば、チーム内のバランスはさらに崩れる。
かといって、昇給幅を渋れば近本の気持ちに変化も生まれるだろう。その落としどころが難しく、近本との交渉の長期化は想像に難くない。
年俸の問題はそれだけではない。目下、阪神には1億円の大台突破の予備軍も多い。
このままいけば年俸9000万円の大竹耕太郎、8800万円の桐敷拓馬、8200万円の石井大智、8000万円の村上頌樹、7800万円の森下翔太は1億円プレーヤーの仲間入りは必至。
すでに1億円を突破している日本人選手は、大山、近本のほかに9人。3億円の西勇輝、2億円の岩崎優、1億円台が梅野、佐藤輝明、中野拓夢、伊藤将司、才木浩人、坂本誠志郎、岩貞祐太。
西と岩崎は複数年契約のため金額は変わらないが、単年の佐藤たちは優勝ご祝儀も期待しているはずだ。
「デュプランティエなどの外国人選手の慰留に必要な昇給分も確保しなければなりません」(在阪記者)
1億円プレーヤーが16人に増え、日本人選手の総年俸だけでも42億円強となる計算。ソフトバンク、巨人を抜いて「総年俸でも優勝」という有り難くない称号も頂戴しそうだ。(金額は推定)
と週刊実話WEBは報じた。
編集者:いまトピ編集部