2025/9/16 10:57

猛暑が過ぎても「秋バテ注意」疲れが出てくる時期「栄養素」

太陽

そろそろ夏も終わりに近付いてきましたね。猛暑に日々耐え抜いてきた中、疲れがドッと出てきた頃ではないでしょうか。原因不明の倦怠感、やる気が出ない、胃腸の調子が悪いなどの不調を感じていたら要注意。「秋バテ」かもしれませんよ。

 そこで今回は、済生会横浜市東部病院患者支援センター長の谷口英喜医師にアドバイスいただき、秋バテの対策を紹介していきましょう。

 秋バテとは病名ではなく、はっきりとした原因が見つからないまま倦怠感や食欲不振、睡眠の質の低下、精神的落ち込みなどの不調が続く“未病”の一つなんだとか。

 夏の間に消耗し、その体力が回復しないまま気温が下がって寒暖差などが顕著になると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。それがさまざまな不調を引き起こすそうです。心身のバランスが乱れているサインととらえ、適切にケアしたいものですね。

 秋バテを感じたら、食事で必要な栄養素を補填しましょう。基本はバランスよく栄養を摂取することですが、とくに意識するべき谷口医師オススメの栄養素が次の3つです。

 栄養ドリンクでおなじみのタウリンは、イカやタコ、ホタテ、アサリ、しじみ、カツオ、ブリなどの魚介類に豊富に含まれます。体内のさまざまな代謝を助けて自律神経のバランスを保つ働きがあります。また、肝臓や心臓の機能もサポートし、全身の回復力を底上げしてくれます。

鉄分は赤血球の材料となり、全身に酸素を運ぶために必要不可欠な栄養素です。内臓などが元気に働くためには酸素がたくさん使われるので、疲労回復には欠かせません。とくにオススメなのが動物性食品に含まれるヘム鉄。体に吸収されやすいために効率よく補えることができます。

青魚に豊富に含まれる必須脂肪酸です。細胞の炎症を抑えて血流を改善し、脳と神経の働きを助けることで自律神経の乱れや気分の落ち込みを和らげてくれます。

とくに、魚介類は秋バテ対策のカギを握るといえそうですね。この時期、ぜひ積極的に取り入れてくださいね。とアサジョは報じた。

猛暑が過ぎても油断大敵!やがて来る「秋バテ」対策には医師オススメの栄養素が鍵 | アサジョ猛暑が過ぎても油断大敵!やがて来る「秋バテ」対策には医師オススメの栄養素が鍵 | アサジョ

編集者:いまトピ編集部