『ドラマ』大したことなかった…最終回は視聴率8.0%「設定に何の意味があったのか」「存在意義もよくわからない」

阿部サダヲ主演、ヒロインは松たか子と演技派俳優が夫婦を演じたドラマ「しあわせな結婚」(テレビ朝日系)が、9月11日に最終回を迎えたという。物語は“マリッジ・サスペンス”という聞きなれないもので、夫婦の愛を問う“完全オリジナルホームドラマ”とのことで話題を呼んだとのこと。
50年間「独身主義」を貫いてきた原田幸太郎(阿部)は、テレビのコメンテーターも務める元検事の敏腕弁護士。ある日、体調を崩して入院したところ、その病院でネルラ(松)と知り合い、一目惚れしてしまう。退院の日、玄関を出てきた原田を待っていたのはネルラだった。そしてそのまま、ネルラの家に身を寄せることになり、とんとん拍子に2人は結婚することに。しかしネルラは、15年前に事故死とされた婚約者・布勢夕人(玉置玲央)を殺害した容疑者の1人だった。しかも、刑事の黒川竜司(杉野遥亮)が執拗に捜査していることを知った原田は困惑する…
事件の真相を探る原田。ここが“マリッジ・サスペンス”と謳われる所以だという。
奇妙奇天烈な中年男性と女性の結婚が話題を呼び、初回は8.5%と好調な出だしだったが、回を追うごとに視聴率は低下。ところが、終盤になり事件の真相が明らかになっていくと視聴率は上昇。最終回は8.0%で幕を閉じたが、視聴者の中には“消化不良”が残った様子。
まず、番組発表時は“謎の男”だった黒川が刑事だったこと。さらに、事件当時は交番勤務だった黒川が、事件のために刑事を目指しネルラを監視し操作し続けたのはナゼか?黒川刑事の捜査を阻止しようとしていた警視庁警備部長の佐久間次郎(野間口徹)の存在意義もよくわからないという。
また、ドラマの途中で明かされた、ネルラとレオ(板垣李光人)の間に五守というもう1人の弟がいたが、6歳のときに海難事故で亡くなったという設定に何の意味があったのか?
「ネルラの父役に段田安則、叔父役は岡部たかし。原田の元恋人で弁護士役は小雪。そして野間口。演技達者な一癖ある役が多い人たちがキャスティングされ、意味深な匂わせがありながらも、結局、大したことはなかった。ドラマを見終わったあとで印象に残っているのは、奇妙な寝相のネルラの寝姿だけでした。そんな妻と一緒にいることに幸せを感じる原田にとっては“しあわせな結婚”だったのかもしれませんけどね」(テレビ誌ライター)
味のあるいい役者ぞろいだったのに、後味はいろいろと疑問が残る結果となったようだと「アサジョ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部