大谷翔平、三刀流表明

ドジャース・大谷翔平が9月16日(現地時間)のフィリーズ戦後、「外野守備に就くことも辞さない」とする「強い思い」を口にしたという。
2年連続となる今季50本目の大ホームランは凄かったが、投手としても大活躍だったといい、5回68球を投げて、ノーヒット。その後、救援陣が打ち込まれてチームは敗れたものの、試合後の囲み会見では、まだマウンドにいるような厳しい表情を見せていたとのこと。
「いろんな人と、いろんな話をしている。当然、そういう(救援登板の)話も出た。プレーヤーとして、どこでもいけと言われれば、対応できる準備をしたい。それがマウンドでもそうだし、もしかしたら外野も、ね」
このコメントには、様々なチーム事情が秘められているようだ。
最終盤戦に入って、救援投手陣の炎上が続いていること。レギュラー外野手コンフォートの打撃不振。これらをカバーしたいと思っている様子だが、昨今の米メディアは「ポストシーズンマッチで、ドジャースはどんな先発ローテーションで臨むのか」について、あらゆる予想を立てていたという。
「ドジャースの先発ローテーションは6人制です。大谷、山本由伸、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノー、クレイトン・カーショウ、エメット・シーハンで回していますが、短期決戦での先発投手は通常、4人です。カーショウとシーハンがリリーフに回るのではないか、というのが大方の予想です」(アメリカ人記者)
大谷は「リリーフもOK」と言っているという。「外野を守る」の意味だが、DHで出場している大谷が救援マウンドに立つとなれば、現行ルールではDH制は解除となるといい、9回の最後のイニングであれば大きな影響は出ないが、先発投手が早いイニングでKOされたとなれば、大谷を6、7回から登板させる可能性も。だが、その日のピッチング内容次第では、大谷にも救援投手を送らなければならないため、その後の攻撃面を考えると「大谷を外野に回して次の打席に備えさせる」のが賢明だろうとのこと。
「大谷が総崩れに近い状態のリリーフ陣を助けてくれるのなら、頼もしい限り。ポストシーズンマッチでリリーフ登板するのであれば、先発の4人枠に入ってくるのはカーショウでしょう」(前出のアメリカ人記者)
カーショウはドジャースのシンボル的な存在。近年はケガに悩まさせ今季も出遅れたが、ワールドシリーズのウイニング投手になるシーンを、アメリカのファンは見たいと思っているそうだが、その主役が大谷へと変わるかもしれないと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部