『W杯』ベスト8達成、怪しくなってきた「今、日本にそんな選手はいない」(元日本代表)

2026FIFAワールドカップまで1年を切り、サッカー日本代表のチーム作りは最終段階に入っている。しかし、先のアメリカ遠征では2試合で1点も取ることができず、アメリカ代表には0-2の完敗。W杯ベスト8入りという目標が、怪しくなってきた。
森保ジャパンがベスト8入りを達成するために必要なものは何か。元日本代表の城彰二氏が自身のYouTubeチャンネルで、今の代表に足りない「最後の1ピースがあるとしたら?」と聞かれて、こう答えている。
「俺はFW出身だから、FWを1枚、1ピース必要かなって思う。上田綺世選手も、古橋亨梧選手もいるんだけど。でも日本のサッカーは高さやパワーではなくて、ポゼッションサッカーをしながら、人と連動しながら動いていく。特に2列目(の選手層)がすごく厚いって言われていて、そこが起点を作らないといけない。サイドを生かす、真ん中の2列目を生かすためには、ポストプレーヤーというか、起点になれる選手がいないと、うまくいかない」
ポストプレーの重要性を訴え、起点となる選手の重要度を力説したのである。だが今、日本にそんな選手はいないとして、こう続けた。
「FWでしっかりとボールがキープできて、起点を作ってという選手がいない。みんな縦に行けるような選手。だから俺は、そこに1ピース入れた方が、2列目や3列目が安心して攻撃に厚みを作っていけるんじゃないかなと思う。横パスを繋いでも得点にもならないし、相手陣地に行かなきゃいけない。縦のボールを入れなきゃいけないんだよね。横から縦に入れて、縦で収まってから、相手を集結させる。そしたらサイドが空く。真ん中で受けられたら、2列目が飛び出したり、いろいろな展開がうまくいくはず。だからしっかりとボールがキープできる選手がいたら、ちょっと強いんじゃないかな」
具体的には誰なのかとなれば、城氏は頭を抱えるのだったと、アサ芸プラスが報じた。
編集者:いまトピ編集部