日本ホラー映画史上No.1大ヒット作なるか『映画』初日から3日間で動員67万2000人、興収9億5400万円

9月1日発表の全国週末興行成績ランキングでも首位を守った『無限城編』は、漫画家・吾峠呼世晴氏が「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載した『鬼滅の刃』の劇場版アニメ最新作。上映開始から7週目の週末かつ夏休み期間最後の3日間も観客動員70万6000人、興行収入10億9500万円をあげ、累計興収は299億円を突破した。300億円到達まで秒読み段階に入った。
続く2位には嵐・二宮和也が主演を務める『8番出口』が、7位には中国・上海出身のベン・ウォン主演の『ベスト・キッド:レジェンズ』がそれぞれ初登場ランクイン(いずれも8月29日公開)。一方、吉沢亮が主演する『国宝』(6月6日公開)は前回の2位からワンランクダウンの3位となったものの、封切りから13週目の週末3日間も動員33万5000人、興収4億9000万円を記録。累計興収は124億円を超え、国内で上映された歴代映画ランキングでは32位まで上昇してきている。
今回2位の『8番出口』は、インディーゲームクリエイター・KOTAKE CREATE制作の同題ゲームを実写化。
二宮のほか小松菜奈、河内大和、花瀬琴音、浅沼成が出演し、監督・脚本は『怪物』(2023年公開)の企画・プロデュースなどで知られる川村元気氏が担当。全国347スクリーンという大規模で公開され、初日から3日間で動員67万2000人、興収9億5400万円をマークした。
同作について、映画ライターのヒナタカ氏は以下のように語る。
「2025年公開の日本の実写映画でNo.1のスタートとなり、しかもホラー要素が強い、若者に人気のコンテンツの映画化ということが共通する『変な家』(24年/最終50.7億)の初動記録4.7億円の2倍以上の成績です。公式側が積極的にホラーというジャンルを打ち出しているわけではありませんが、『8番出口』はその『変な家』をも超えて、日本のホラー映画史上No.1の大ヒット作になるかもしれません。また、7週目でも1位をキープした『無限城編』との3日間での興収の差は1億4000万円ほどでした。『無限城編』の『4DX・MX4D』の本上映スタートと新たな特典として『スペシャルインタビューブック』でのブーストがなかったら、『無限城編』のV7を阻止した可能性もあったでしょう」
そんな『8番出口』について、鑑賞済みのネットユーザーからは
「ゲームを実写化ってどうするのかと思ってたけど、オリジナルストーリーもいい感じだった」
「やっぱりニノは信頼できる」
といった声が上がった一方、上映開始直後から
「津波描写がリアルすぎる」
「ゲームに出てくる波くらいだったら注意喚起しなくてもいいかもしれないけど……」
「ネタバレとか言ってられないレベル」
という指摘も多く寄せられていたと、デイリーニュースオンラインが報じた。
編集者:いまトピ編集部