閉店相次ぐ...「現在では8店舗」開店から1年たたずにクローズした店も

「築地銀だこ」を展開する株式会社ホットランドの子会社が運営する定食屋「野郎めし」。店名は「豪快で、食欲そそる男めし」を意味していて、食欲をかき立てる “絶品おかず” を、ごはんと一緒に “豪快に”、 “腹いっぱい” 食べられる新業態として2021年11月にオープンしました。
現在のメニューからは消えていますが、ごはんのサイズは並盛・大盛・特盛があり、おかずも通常量の並盛と増量した「野郎盛」も用意されていました。なお、「野郎盛」にした場合はごはんが特盛まで無料となっていたようです。
現在は、おかずの「野郎盛」に代わって、「おかず1.5倍」「2倍」の選択が可能。ごはんは大盛までの展開で、無料となっています。
1号店である群馬県をはじめ、駐車場を完備した郊外型のロードサイド店での出店がメインでしたが、このところ閉店が相次いでいます。3月に座間店がクローズしてから、6月に桶川店、7月に吉祥寺店と厚木店、8月に町田木曽店と白岡店と立て続き、開店から1年たたずにクローズした店も。
現在では8店舗となっています。
野郎めしを初めて利用して、味の満足度は高いことがわかりました。なにより、店名から抱いていたイメージが今回大きく変わりました。
「野郎めし」という名前と筆文字のフォント、そしてロードサイド沿いに多く出店していることから、客層はトラックドライバーをはじめとした男性を想定しているものと思っていました。
しかし、実際に店内に入ると、トイレにはおむつ替えシートがあり、座席もカウンター席のほか広いテーブル席もあって、まるでファミレスのような居心地の良さ。サラリーマンや、シニア世代のご夫婦と思われる2人組の姿もあり、利用者は大戸屋とほぼ変わらなそうです。
なにより特筆したいのは、店内の清潔さ! オープンキッチンで調理場がよく見えますが、床はきれいで、コンロまわりもピッカピカ。調理場のスタッフは常に、手が空いたタイミングでコンロ周りを水で掃除していたのに驚きました。
外食チェーンにおける衛生面がなにかと炎上している昨今、この衛生観念は信頼が置けますね。
野郎めしという店名から「自分はお呼びでないのでは?」と敬遠していたのがもったいなかったと反省した今回。子連れでも利用したいと思います!と「スーパーマーケットファン」は報じている。
編集者:いまトピ編集部