2025/9/23 13:42

京都に「異変」目に見えて深刻

夕日

観光都市・京都。その夜を艶やかに彩ってきた祇園の街に今、異変が起きている。
「祇園は廃れてきましたね。以前は常連で賑わっていた店も、今では人が減っているんです」
 肩を落としてそう語るのは、夜の街を知り尽くした客筋のひとりだ。

コロナ禍の打撃や高齢化、老舗の閉店などで、祇園の夜の業界は以前よりも寂しさを増している。女性による接待がある飲食店では、他店の閉店や廃業の影響で、一部の店舗に女の子が集中、キャストが過剰に増える現象が起きている。

不景気の影響で、客の財布の紐は固くなる一方。物価高や人件費の高騰で飲食店の倒産は全国的に増え、京都でも小さな店が次々と姿を消している。祇園のクラブやキャバクラも例外ではなく、客足の減少は目に見えて深刻だ。

先に挙げた「過剰なキャスト配置」問題について、利用客が打ち明ける。
「昔はキャストと一対一でゆったり飲むのが祇園の醍醐味でした。でも今はあまりに暇すぎて、ひとりの客に複数のキャストが群がり、半ば『せびる』ように、ドリンク注文を次々と勧めてくる。女の子が溢れすぎて、とても居心地が悪いんです」

高級感を売りにしてきた祇園の夜で、過剰供給のキャストに客が疲弊する状況は、常連客離れを加速させている。結果として、代わりに安価で気軽なスナックへと流れる人が増えているのだ。

伝統と格式を誇ってきた祇園の夜。しかし不景気の波が直撃し、華やかだった社交場は今や「居心地が悪い」という皮肉。観光客で昼は賑わう京都も、夜の祇園はひっそりと寂しさを漂わせているとアサ芸プラスは報じている。

京都・祇園の夜に異変発生「店に溢れ返ったキャストが客にせびる」最悪の居心地で離れた常連客はスナックへ | アサ芸プラス京都・祇園の夜に異変発生「店に溢れ返ったキャストが客にせびる」最悪の居心地で離れた常連客はスナックへ | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部