吉井理人監督に「怪情報」

ロッテ・吉井理人監督の去就にまつわる「怪情報」が、野球界を駆け巡っているという。
「吉井監督が今季限りでロッテを退団し、来季からデーブ・ロバーツ監督のツテで、ドジャースのピッチング・コーディネーターに就任。メジャーリーグの壁に苦しむ佐々木朗希の面倒を見る、というものです。でも、まだシーズンは終わっていないし、吉井監督の去就が正式に球団から発表されたわけでもない。その段階で他球団への移籍話はさすがにないんじゃないかな、と…」(スポーツ紙遊軍記者)
確かに吉井監督の契約は今季終了後に切れるという。開幕前は優勝候補の一角に推されながら最下位に低迷する責任を取らされ、退団する可能性はあるが、球団内には「もう1年、指揮を執らせてはどうか」の声があるといい、その理由は、
「昨年、一昨年と連続でAクラスを確保しているし、9月24日の西武戦で完封勝利した20歳の木村優人のように、若手投手が育っている。その育成能力が評価されているわけです」(前出・スポーツ紙遊軍記者)
とのこと。
これには「次の監督」をどうするかのチーム事情もあり、
「今、ロッテの次期監督候補はサブロー・ヘッドコーチ、福浦和也2軍監督、黒木知宏投手コーチが有力とされていますが、特段の目新しさはありません。仮に新体制でスタッフを総入れ替えとなれば、それなりに費用がかかる。ロッテは2034年をメドに新球場に移転するプランがあり、それに向けてチーム強化を進めたいところ。単なる首のすげ替えのような人事は望ましくありません」(前出・スポーツ紙遊軍記者)
という。
ドジャース側には、どうしても吉井監督を獲得したい理由はなく、メジャーリーグを取材するスポーツライターは、
「そもそもドジャースでは、監督の一存でスタッフは決まらない。その上、佐々木に特化する人事はやらないでしょうね。大谷翔平、山本由伸ともWBCで一緒だったから役に立つ、という話らしいのですが、彼らは現スタッフとの関係がよく、もう十分にメジャーで活躍している。新たなピッチングコーディネーターは必要ないのでは」
と話す。
日本ハムの新庄剛志監督は、連続最下位から優勝争いをするチームを作ったが、指導者として百戦錬磨の吉井監督が、できないはずはないと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部