2025/9/26 13:35
信じられない…21歳が無敗の横綱を撃破

大相撲秋場所12日目、両国国技館が大歓声に包まれたという。
新三役の小結・安青錦(21=安治川部屋)が、ここまで無敗を誇っていた横綱・豊昇龍をスピードある攻めで破り、館内には座布団が舞い、勝者は「信じられない。自分の相撲が取れた」と興奮気味に語ったとのこと。
安青錦は初土俵からわずか12場所で新三役昇進で、1958年の年6場所制以降、学生横綱など特別待遇の「付け出し」を除けば史上最速の出世となるという。
21歳の新星は戦火のウクライナ出身。2022年4月に「必ず日本で力士になる」と決意して来日し、同年12月に安治川部屋に入門。翌23年9月に初土俵を踏んだという。両親や家族はドイツに避難し、父親は現地でクリーニング店を経営している。仕送りは一切せず、相撲に集中できる環境が整っているようだ。
外国人力士にとって大きな壁となるのが日本語だが、安青錦は来日前から知性が光っていたという。ウクライナの大学進学率は82%(2024年)と高水準で、彼自身も地頭が良い。来日後は関西大学相撲部で暮らした経験もあり、日本語は完璧にマスター。力士の四股名をほぼ正確に読めるほどで、相撲協会関係者からも「外国人力士の中で過去最高の優等生」と太鼓判を押されているとのこと。
若さ、実力、そして知性。三拍子そろった安青錦は、横綱撃破をきっかけに今後さらに注目を集めるだろうと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部