2025/9/30 13:23

今季限りで退団→移籍か『DeNA』『阪神』が有力候補

野球

広島の黄金期を支えた2人のベテランが、赤いユニホームに別れを告げる。田中広輔内野手と松山竜平外野手、リーグ3連覇の原動力となった功労者が、今季限りで退団することになった。

球団から伝えられたのは「来季の構想外」という現実だった。コーチ就任や引退試合の打診も受けたというが、2人は固辞。出場機会を求めて現役続行を選んだ。

注目されるのは田中の行方だ。今季の1軍出場は14試合にとどまったが、ウエスタン・リーグでは62試合で打率3割3分3厘と高い数字を残し、健在ぶりを見せている。本人も「この成績では辞められない」と語るように、グラウンドに立ち続ける意欲はまだ衰えていない。

退団後の行き先としてまず注目されるのがDeNAだ。田中は神奈川県厚木市出身で、東海大相模から東海大へと進んだ地元選手。2020年にFA権を取得した際には、DeNAが水面下で獲得調査を行った過去もある。当時は広島残留を選択したが、今回改めて移籍の可能性が取り沙汰されている。本職の遊撃は京田陽太、石上泰輝、森敬斗らが競い合っており、経験豊富な田中が加われば、内野の安定感は増すだろう。

もう一つの有力候補は阪神だ。今季の遊撃は小幡竜平が主に務めたものの、打率2割2分2厘と打撃面で物足りなさが残った。木浪聖也や熊谷敬宥も起用されたが、レギュラーを完全に掴んだとは言い難い。小技と出塁率を武器にする田中なら、阪神内野陣に新たな選択肢をもたらす。今季の年俸は3000万円と補強コストも手頃で、他球団にとっては「お買い得」といえるだろう。

3連覇を知る田中が、来季どのチームでプレーするのか。実績と実力を踏まえれば、まだユニホーム姿をグラウンドで見られる可能性は十分にあるとアサ芸プラスは報じている。

「この成績では辞められない」広島退団の田中広輔が移籍すればハマるセ・2球団 | アサ芸プラス「この成績では辞められない」広島退団の田中広輔が移籍すればハマるセ・2球団 | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部