2025/10/10 18:35

新幹線ホームで…2万5000ボルトの高圧電流「感電の危険もある」

新幹線

「なんやねんオッサン、撮らせろや!」

10月上旬の午前中、大阪の私鉄駅ホーム。通勤客のざわめきを突き破るように、怒号が響いた。駅員が穏やかに「ここは撮影禁止です」と注意するも、男性は「邪魔しとるのはアンタやろ!」と声を荒らげる。

その一部始終を捉えた動画がSNSに投稿されると、瞬く間に拡散。「また撮り鉄か」「駅員が気の毒すぎる」と、鉄道ファンのマナーにアキレ返ることになったのである。

そして今度は「音」をめぐる騒動だ。

JR東日本は10月10日、東北新幹線の東京、上野、大宮の各駅で使用していたSixTONESの楽曲「Shine with U」を発車メロディーとすることを中止すると発表した。この曲は「Enjoy!SixTONES, Enjoy!ShinKANSEN.」キャンペーンの一環として、10月1日に導入されたばかり。ところがホーム上で「柄の長い集音マイク」を使って録音を試みる「音鉄」(録音を目的とする鉄道ファン)が続出し、安全面での懸念が浮上した。

JR東日本は「他の乗客の妨げになるほか、感電の危険もある」と説明。すでに東京・上野駅では使用を中止し、大宮駅も順次、取りやめている。新幹線の架線には交流2万5000ボルトの高圧電流が流れており、近づくだけでも感電の恐れがある。JR西日本では既にホームでの自撮り棒使用を全面禁止にしており、各社が対策を強化中だと、アサ芸プラスが報じた。

SixTONESの楽曲をたった10日で使用中止に追い込んだ「新幹線ホーム」迷惑鉄道マニアの「超危険な動き」 | アサ芸プラスSixTONESの楽曲をたった10日で使用中止に追い込んだ「新幹線ホーム」迷惑鉄道マニアの「超危険な動き」 | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部