小泉進次郎、決戦前夜に「眉をひそめるほどの騒ぎっぷり」か

10月4日投開票の自民党総裁選で高市早苗氏に敗れた小泉進次郎氏だが、その敗因はどうやら“気の緩み”にあったようだ。様々な方面から聞こえてくるのは、小泉氏の“油断”とも解釈されかねない決戦前夜の行動だったようだ。
最終的な決選投票では国会議員票、地方票のいずれも小泉氏は高市氏に敗北。下馬評では小泉氏が圧倒的有利だと報じるメディアもあったが、ここにきて物議を醸しているのが投開票前夜の「祝勝会」報道である。
10月5日に朝日新聞が報じたところによれば、4日の勝利を確信していた小泉氏の陣営は3日の夜に東京・赤坂の衆院議員宿舎の一室で「祝勝会」を開いていたといい、他陣営の幹部も眉をひそめるほどの騒ぎっぷりだったとか。さらに6日放送の「プライムニュース」(BSフジ)に生出演した国民民主党・玉木雄一郎代表は自身が当該の赤坂宿舎に住んでいると前置きし、先週ぐらいに「小泉さんの陣営の人が、結構夜に宿舎で打ち合わせしてたんですけど。なんか、ちょっとこう、祝勝会じゃないけど、笑い声も聞こえてくるし。やっぱり選挙って、私が思ったのは(気が)緩んだ方が負けだと思いましたね」と証言したのだ。
また、6日放送のBS-TBS「報道1930」に出演したジャーナリスト・後藤謙次氏の言葉も象徴的だった。勝利した高市氏が最後の瞬間まで議員らに投票を呼びかける電話をかけ続けていたと指摘する一方、小泉氏は「高市陣営の幹部によると、小泉さんは勝とうとしなかった」そうで「なぜなら“勝った”と思っていたから」などと解説。関連して、総裁選を戦う最中であるはずの10月1日から2日にかけて、小泉氏が「ASEAN+3農林大臣会合」に出席するためフィリピンに行っていた点を挙げた後藤氏。「農林大臣だから行ったわけですけど、総裁選からはやや離脱になってしまった」「そういう姿を見ると、必死度が伝わってこないと。そこがいちばん大きかったと思う」とも語ったと、アサジョが報じた。
編集者:いまトピ編集部