才木浩人、「渡米は早すぎる」

セ・リーグクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦は、劇的な幕切れが待っていたという。
阪神先発の才木浩人は課題のフォークが決まらず、同点の4回にはDeNA・牧秀悟に一時勝ち越しとなるソロを浴び、5回6安打3失点。延長戦の末に森下翔太のサヨナラ弾で阪神が勝利したが、才木は将来的なメジャーリーグ挑戦を希望しているとのこと。この日、バックネット裏にはメジャー9球団のスカウトが集結していたようだが、これに在阪メディア関係者は、
「ちょっと活躍したくらいで騒いで、渡米は早すぎます」
として、
「代理人にそそのかされて早期メジャー挑戦をブチ上げていますが、編成を担う球団フロントはもちろん大反対していますし、スポンサーも快く送り出せるわけがありません。藤川球児監督は自分の経験を踏まえて反対してはいないと聞きましたが、才木が抜ければ来年の連覇は幻となって消えそうです。内心は穏やかではないでしょう」
と続けていたという。
13勝した2024年と12勝した今年の2年しか、実質的には数字を残していない才木。さらに2020年11月に右肘内側側副靱帯再建術、通称トミー・ジョン手術と右肘関節鏡視下滑膜切除術を受け、育成選手として球団に面倒を見てもらった恩があるとのこと。
「球団内には佐藤輝明ら、メジャーリーグ移籍希望者がほかにもいます。才木のポスティングを早い段階で認めてしまうと、彼らにも影響が出てしまう。秦雅夫オーナー、谷本修監査役、粟井一夫オーナー代行、嶌村聡球団本部長、そしてスポンサーも決して認めるわけにはいかない、という考えです」(球団関係者)
海外FA権を取得するのは最短で、32歳となる2030年シーズン。そこまで待てとは言わないにせよ、しばらく継続した活躍を、日本で見せるしかないと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部