【ホンダ】24年ぶりに復活、1460kgの軽さ、価格は617万9800円

ホンダが24年ぶりに復活させた2ドアクーペ「プレリュード」。そのデザインが話題を呼ぶ一方で、ファンが最も注目しているのはやはり「走り」の中身だろう。特に0~100km/h加速の実力をめぐっては、YouTubeチャンネルでも数多くの検証動画が投稿されているようだ。
搭載されるのは、シビックe:HEVと同じ、1.5リッター直噴エンジン+モーターのシリーズ/パラレルハイブリッドで、電動駆動による静かな発進から、速度域に応じてエンジンが駆動を引き継ぐ構造。
低速ではEVのように滑らかに立ち上がり、中間加速ではエンジンのトルクを加えて力強く伸びるという。走行モードはコンフォート、ノーマル、スポーツの3段階で、S+Shiftモードに切り替えるとブリッピング音とともに、ギアチェンジのような制御を再現。ハイブリッドでありながら「操る楽しさ」を演出する仕組みになっているとのこと。
気になる0~100km/hの加速タイムは、複数のテスト動画によると、約9秒前後が中心。モードによる差はほとんどなく、コンフォートで9.1秒、スポーツでも9.0秒といった結果が報告されているといい、数値だけ見ればシビックType R(約5秒台)に遠く及ばないが、発進直後のトルク感は軽快で、街中のストップ&ゴーや追い越し加速では、十分な余裕を感じさせるようだ。
一方で、60~100km/hの中間加速ではモーターとエンジンの切り替えがスムーズで、踏み増した瞬間の反応は素早いといい、車重は1460kgと軽く、ベースとなるシビックの高剛性プラットフォームを、プレリュード専用にチューニング。足まわりの締まりとボディの一体感が見事に調和し、軽快さと落ち着きを両立させる。高速コーナーでも姿勢を乱さず、スポーツクーペらしいシャープなステアフィールを実現しているという。
価格は617万9800円と決して安くはないが、その上質な乗り味は、数値では測れない満足をもたらすと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部