石井琢朗、退団

プロ野球ストーブリーグでは選手の退団や引退が続々と発表されているが、コーチとて同じ。DeNAの石井琢朗野手コーチは今季限りで退団することになったが、「その先」を見据えた動きが取り沙汰されているようだ。
1998年のV戦士であり、投手として横浜に入団したが野手に転向し、名球会入りまで果たした努力の人だという石井は、広島でプレーした2012年に引退してからは、広島、ヤクルト、巨人のコーチを歴任し、2022年に野手総合コーチとして古巣に復帰。今季は1、2軍の区別がない野手コーチとして、主に2軍で若手を育成していたとのこと。
「球団内には三浦大輔前監督の後任として推す声がありましたが、相川監督亮二監督の就任にともない、退団を決意しています。三浦前監督と運命をともにしたように見えますが、どうやら先を見据えての退団の可能性が高いのだと…」(スポーツ紙遊軍記者)
実は広島の松田元(はじめ)オーナーが石井コーチを現役時代から高く評価しており、将来の監督候補として考えていたという。
「巨人のコーチになった際には相当、ガッカリしていたといいます。もし石井コーチがそのまま広島で指導者を続けていれば、そろそろ監督に…という話が出ても不思議ではなかった。新井貴浩監督の指揮の下でBクラスが続いており、監督交代の話はいずれ本格化します」(広島球団関係者)
いかにもソフトに見える石井コーチだが、どこまでも信念を貫く人間のようで。
「巨人のコーチ時代は当時の原辰徳監督に、自分の思ったことをズバズバと進言。しまいには煙たがられ、配置転換させられた、という話が伝わっています。若手時代から12球団一の激しい練習で選手を鍛えることで知られる広島にとって、信念のためにはテコでも動かない石井コーチは、うってつけの人材です」(前出・遊軍記者)
という。
今後は解説者として外から野球の勉強をし直すのか、それとも「その先」へとつながる動きがあるのかと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部

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