【クマ】専門家の見解「今年は真冬も人を襲う可能性が高い」

今年は東北地方を中心に、異常ともいえるほど熊による被害が頻発しているといい、岩手県北上市の温泉旅館では、露天風呂の清掃中に従業員がツキノワグマに襲われたとみられ、亡くなるという痛ましい事故が起きたばかり。岩手、秋田、山形の東北3県では、10月19日から20日にかけ、クマによる人身被害で計8人がけがをする異常事態となっているとのこと。
なぜ、こんな異常事態になっているのだろうか? 東北地方にある、地元テレビ局スタッフが人里に出る熊が激増している背景について、
「専門家の見解では、熊が食べる木の実などが凶作で、エサを求めて普段は来ない人里まで降りているようだ。さらに恐ろしいことに、熊は長く寝るためにエサをしっかり食べないと、冬眠になかなか入らない可能性があると言われる。そのため、食べ物の少ない今年は冬の間にも人を襲う可能性が高い。それどころか、来年は春や夏にお腹をすかせた熊が大量に市街地へ出る可能性もあり、緊急事態だといえる」
と解説。
これまでは、キャンプや登山など熊がいる山へ出かけることで人的被害が出るケースばかりだったが、今年は熊が市街地に出没して人に危害を与えるなど、国が何かしらの対策を行わなければいけないような、異常事態に突入していると言えるようだ。
実際、都内出身で現在は東北地方で生活するライターが、熊が出没することの恐怖について
「宮城県の大町西公園駅の付近に熊が出ましたが、東北のターミナル駅である仙台駅からそれほど遠くないエリアだ。人も多く、今後も熊が出没すれば大騒動が起きます。また、10月中旬には、山形県で一番栄えているJR山形駅から、1キロほどの住宅街に熊が出た。夜は、犬の散歩をするのも怖いと現地の人たちは話しています。首都圏に住んでいる人には分からない恐怖に、東北の人たちは直面している。いつか、市街地で多くの人が犠牲になる事故も起きる可能性が大です」
と明かしていたと「週刊実話WEB」が報じている。
編集者:いまトピ編集部

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