坂本超えの実力か
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GS)が10月17日に開幕。その初戦のフランス大会で優勝したのは女王・坂本花織(25)ではなく、17歳のJK(女子高生)、中井亜美だった。
「海外メディアも含め、坂本の優勝を予想する声が多かったのですが、結果は2位。とはいっても、ノーミスでした。調子はむしろ良く見えました」(日本スポーツ協会担当記者)
ショートプログラム、フリー共に坂本を上回る今季世界最高点を叩き出した中井が、シニアに転向したのは今シーズンから。そのデビュー戦となったGSでの「初出場初優勝」は、日本勢で紀平梨花、渡辺倫果に続く史上3人目の快挙だ。
「初日のショートプログラムで、いきなりトリプルアクセルを決め、会場を驚かせました」(同)
ジュニア時代には多くの国際舞台でも活躍していた中井。今後に期待する関係者も多かったが、初戦でいきなり結果を出すとは誰も予想できなかった。
「浅田真央さんに憧れ、スケートは5歳から。中学進学とともに拠点を故郷の新潟から千葉に移し、本格的な練習を開始。でもリンクを下りたら、まだ幼い女の子といった感じ」(同)
会場には、お気に入りのサンリオのキャラクター「ウィッシュミーメル」が描かれたティッシュケースを持ち歩いており、いつもそのテッシュで鼻をかんでからリンクに上がっていた。
「それが彼女のルーティンなんですが、テッシュが切れたり足らなかったりするとスネるんです」(関係者)
そんな“お子ちゃまぶり”とは対照的に、今大会で次々と難易度の高いジャンプを決めていった中井。着氷点の完璧さで加点を稼ぐ演技は坂本にも劣らない。
「昨年12月の全日本選手権で2人はニアミスをしています。中井はショートプログラムで振るわず15位、坂本は優勝しています」(同)
来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪が坂本の引退の舞台ともなる。中井がこのままの調子をキープしてGPシリーズを駆け抜ければ、坂本から主役の座を奪うかも。
今後もニューヒロインと女王の対決に注目だと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部
