個室、半個室『新幹線』料金は「通常の指定席料金」と同じ

恋人同士や夫婦、あるいは家族に友人同士といったグループで旅行する際、あったら便利なのが、個室や半個室タイプになっている座席だ。
全車個室の寝台列車「サンライズ出雲・瀬戸」、超高額な「ななつ星in九州」「四季島」などをはじめとするクルーズトレイン以外にも、数こそ少ないが、一部座席が個室になっている列車は存在する。
2025年11月現在、新幹線で個室が唯一完備されているのが、山陽新幹線で運行されている「ひかりレールスター」と「こだま号」の一部の車両。8号車に定員4名のコンパートメント(個室)が4室完備されている。3名以上の利用、かつ全員が同一区間での乗車・下車が条件になるが、利用料金は通常の指定席料金と同じ。嬉しいことに、追加の個室料金は発生しない。
また、JR五能線経由で秋田~弘前・青森間で最大1日3往復運行されている臨時快速「リゾートしらかみ」も4両編成のうち、2号車が全て半個室のボックス席に(写真)。こちらも個室料金はなく、全車指定席なので、運賃以外には指定席料金の840円だけが必要となる。臨時列車扱いながら、4月から11月は毎日運行。12月から翌3月も、土日を中心に運行されている。
「リゾートしらかみ」は、日本海の海沿いを走る絶景路線。景勝地で知られる途中の千畳敷では、観光できるよう長めの停車時間を設けている。ドリンクホルダー付きの大きなテーブルを完備し、車内では津軽三味線の演奏が行われる。
この他、かつて成田エクスプレスとして運行されていた車両を使った長野電鉄の、長野~湯田中を結ぶ特急「スノーモンキー」は1室プラス1200円。賢島と近鉄難波、京都、近鉄名古屋の区間でそれぞれ運行される近鉄の特急「しまかぜ」には3~4名用の「洋風個室」「和風個室」があり、個室料金は1室プラス1050円だ。同列車には4~6名用の半個室「サロン席」もあり、こちらは追加料金が発生しない。
個室、半個室ということで人気が高く、プライバシーを確保できるため車内でリラックスでき、気兼ねなく楽しめる。次の旅行の候補として、検討してみてはどうだろうかとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部
