2025/11/8 13:50

大関・琴桜、正式に決定

空

大関・琴桜は再び、横綱昇進ロードに立ち戻れるのか。大相撲九州場所(11月9日初日・福岡国際センター)への出場が、正式に決まったのだ。先場所13日の取組で負傷し、「右膝内側側副靱帯損傷」と診断されて14日目から休場。10月15日から19日までのロンドン公演も不参加だった。だが先端技術の再生医療で急回復し、九州場所出場にこぎつけた。
第53代横綱・琴桜を祖父に持ち、横綱昇進はいわば一家の悲願だが、相撲を取る上で膝は重要な部分。また痛めるようなことがあれば、今後の相撲人生に支障が出るだろう。

祖父もケガに泣かされてきた。先代・琴桜は新三役の場所で右足首を骨折して、十両にまで陥落。大関昇進後も負傷が多く、「横綱昇進は無理だろう」と軽んじられた。ベテラン相撲ライターが振り返る。
「強かった当時は猛牛と呼ばれていましたが、のちに『ポンコツ琴桜』『姥桜』などと揶揄されましたね。大関時代は無気力相撲を指摘されたこともありました。それでも一念発起して連続優勝し、横綱になった。執念ですよ。32歳2カ月での昇進は、遅咲き桜満開だと大きな話題になりました。今の琴桜はまだまだ若い。これから稽古を積んでいけば、強くなります」

現在は大の里、豊昇龍の2横綱がいるが、豊昇龍は横綱昇進後、優勝賜杯を抱いていない。このままでは大の里の一強時代になるかもしれない、との観測があるほどだ。スポーツ紙相撲担当記者が期待を込めて言う。
「やはり日本人の横綱同士、千秋楽の相星決戦で優勝が決まるような場所を見てみたい。同じように考える相撲ファンは多いでしょうね。大鵬・柏戸の時代の再来になれば、相撲はますます盛り上がります」

そのためには琴桜が九州場所を無難に勤め上げ、今後につなげる必要がある。相撲サラブレッドの力をじっくりと見定めたいとアサ芸プラスは報じている。

【大相撲九州場所】最先端技術の再生医療で右ヒザ急回復!大関・琴桜に多大な期待がかかる「大の里との二強時代」 | アサ芸プラス【大相撲九州場所】最先端技術の再生医療で右ヒザ急回復!大関・琴桜に多大な期待がかかる「大の里との二強時代」 | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部