あまりに嫌われ、放送終了...『番組』は継続できなくなった

11月2日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)にて、MCを務める和田アキ子が来年3月での番組終了を発表した。
1985年にスタートした同番組は、今年で40周年となるTBSを代表する長寿番組だ。和田が「芸能界のご意見番」として、芸能ニュースから政治・経済、スポーツまで歯に衣着せぬ発言でぶった斬る番組として長く親しまれてきた。
しかし、近年では和田の発言がSNSで炎上することが多く、2024年8月11日の放送では大問題を引き起こしている。
和田は、パリ五輪女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手に「トドみたい」と発言して大炎上。SNSでは、北口選手の容姿をバカにしていると批判が数多く書き込まれ、翌週の放送で謝罪に追い込まれる事態に発展している。
この騒動の後も和田は、フジテレビの日枝久元取締役相談役や、大リーガーの大谷翔平選手などへの発言で炎上。放送のたびに、SNSでは批判的なコメントが書き込まれ、いつの間にかネットユーザーから忌み嫌われる番組となっていた。
今回の番組終了にも、ネットの声は大きく関係しているだろう、と他局の編成担当者が明かす。
「番組内容は、毎週のようにネットニュースで取り上げられ、放送を見ていないSNSのユーザーが脊髄反射的に批判コメントを書くサイクルができあがってしまった。和田さんは、何をしゃべってもネットで批判的に捉えられることでかなり悩んでいたようだ。視聴率が極端に低迷していた訳では無いが、あまりにネットユーザーから嫌われたことで、番組は継続できなくなった」
もっとも、そんな『アッコにおまかせ!』は、テレビ関係者の間では番組の構成にも問題があったと言われている。
番組には、長く「準レギュラー」というポジションで和田と仲の良い勝俣州和や竹山隆範、出川哲朗などが出演。毎週、内輪受けのような雰囲気となり、そういった番組のスタイルもネットユーザーから嫌われる原因になったとか…。
「北口選手への失言もそうですが、和田さんに反論したり、制御できる出演者がいないことで問題が起きてきた。時事ネタを扱う番組では反論する出演者などを入れてバランスを取るのですが、『アッコにおまかせ!』は、そういったキャスティングをしていない。SNSの影響力がなかった時代なら内輪受けの番組でも良かったですが、いまでは何でも批判の対象になる。和田さんも含め、番組スタッフが令和の時代に対応できなかったのが批判を集める原因です」
SNSで情報を収集する人が多い現代では、食い合わせの悪い『アッコにおまかせ!』が放送終了するのは必然だったのかもしれないと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部
