読売ジャイアンツ、崩壊の予兆
Amazon 日本最古のプロ野球チームにして、日本の娯楽史を彩ってきた読売ジャイアンツが“崩壊の予兆”を見せている。
巨人はそのブランド力や資金力から、これまで、生え抜き選手のFA移籍は駒田徳広しか存在しなかった。
しかし今オフ、国内FA権を取得した中継ぎ左腕・中川皓太に、“FA権行使”が囁かれている。
中川は今季63試合登板、自己最多の36ホールドを記録しただけに、移籍すれば戦力低下は避けられない。しかし、それ以上に深刻なのは、主力の生え抜きが巨人から移籍するという“意味”だ。
「中川は『一生に1回の権利』と行使に前向きなコメントをしているが、これは“巨人が選手に出ていかれるようなチーム”になったことを意味する。選手からすると、球団を泥舟と感じていることの証左であり、球界の盟主と言われた巨人の凋落を如実に印象付けます」(スポーツ紙記者)
だが、選手がこう思うのも無理はない。コーチ人事をめぐっても、球団内部の“不協和音”が聞こえてくるからだ。
「チームは今季、終盤の失速で3位に転落し、CSでも1stステージで早々に敗退。これに伴い人事改革が行われ、二岡智宏・ヘッド兼打撃チーフ、駒田・3軍監督に続き、将来の監督候補と目されてきた桑田真澄・2軍監督が退団しました。しかも、これは引責というより、阿部慎之助監督との“方針のズレ”が原因だというのです」(同)
阿部監督はかねてから昭和型のスポ根指導を貫き、旧式の指導法に一貫して否定的だった桑田との溝がささやかれていた。兎にも角にも、今の巨人はチーム作りへの結束が図れず、選手が“残りたい”と思えるような環境ではなくなりつつあるのは確かだと、週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部
