2025/11/12 14:40
漁獲枠超過で初の『停止命令』 漁業関係者に困惑

近年、不漁続きのスルメイカが、黒潮大蛇行の終息の影響で豊漁だ。 “イカの街”北海道函館市は突然、戻って来たスルメイカの豊漁に沸いていたが、水産庁から全国の小型イカ釣り船によるスルメイカ漁の停止命令を受け困惑が広がっている。
「スルメイカの急激な減少は潮の流れに加えて、北朝鮮や中国船の違法操業によるもの。函館市も10年前から不漁で、イカの活き作りを売りにしていた朝市は悲鳴を上げていた。その一方でブリが大量に取れ出したんです」(漁業ライター)
函館では2010年代からブリが取れ始め、昨年の水揚げは2800トンにも達している。
「ブリは地元ではほとんど食べませんでしたから最初は困惑しましたが、スルメイカに代わる新名物として商品開発が行われたんです」(同)
函館の朝市にブリラーメン出店や、ブリハンバーガーの考案、学校給食、料理教室など消費拡大に力を入れてきた。ところが…。
「函館市の卸売市場で4月から9月までに扱ったブリは約579トンで昨年同期の半分以下。黒潮大蛇行終息の影響とみられています」(フリーライター)
と、週刊実話WEBが報じている。
編集者:いまトピ編集部
