2025/11/14 15:30

紅白歌合戦「辞退」報道

足

Snow Manの“信念”は揺らがなかったようだ。11月14日、大みそかに生放送される「第76回NHK紅白歌合戦」(NHK総合)に出場しない意向であることが一部スポーツ紙で報じられたのだ。出場要請はしたものの、「彼ららしいイヤーエンド」を送る決断を下し、辞退したようだ。

Snow Manといえば、今年はメジャーデビュー5周年のメモリアルとあって、上半期からフルスロットル。4月に国立競技場、6月に日産スタジアムを成功させて、11月15日からは北海道、福岡、東京、愛知、大阪の5大ドームツアーがスタートする。約2カ月間で17公演が予定されているが、チケットはファンクラブ会員優先の段階で、ほぼ完売。同一年内に2カ所のスタジアムとドームツアーをおこなうのは、STARTO ENTERTAINMENT所属アーティスト史上初だ。

さらに今年は、アルバムが6作連続で1位を獲得。4作連続で初週ミリオン(100万枚)を突破して、男性アーティストでB’z、GLAYに続く歴代3組目となった。デビュー日の1月22日にリリースした初のベストアルバム「THE BEST 2020 – 2025」は、オリコン史上初で初日に110万枚を売り上げて、音楽シーンの記録を自己更新した(数字はすべてオリコン調べ)。
 
「紅白」にもっともふさわしいアーティストだが、振り返れば、双方は“相性”が良くなかった。デビュー年の2020年に初出場を決め、同年は旧ジャニーズ事務所から嵐、関ジャニ∞(現、SUPER EIGHT)、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、King & Prince、SixTONES、Snow Manの7組も選出。“ジャニ枠”の多さが物議を醸した。結果的に、Snow Manは宮舘涼太がコロナウイルス感染に罹患して、辞退。翌21年、1年越しで“初出場”の夢を叶えている。

ところが、23年9月に、旧ジャニーズ事務所が、創業者のジャニー喜多川氏(19年他界)の性加害を認めたことを受けて、NHKが同社所属タレントへの新規出演依頼を見合わせ、同年と翌24年は、ピーク時の7組から一転、0組に。旧ジャニーズのアーティストたちは23年と24年の大みそか、SNSを最大限に活用した年越しイベントを実施したのだった。そんな中、Snow Manは23年に同時接続数が最大133万人を超える配信ライブを開催して、YouTube同時接続数日本歴代1位を記録。Xでは、トレンド1位の「#紅白歌合戦」に続いて2位につけた。このライブのアーカイブは、3日間で1010万回を超えた。「紅白」世界へ与える影響力、有益性がある可能性を見せつけたのだ。

「昨年もおよそ127万人がリアルタイム視聴したことで、Snow Manは大みそかの映像環境の概念を根底から覆しました。そもそも若者のテレビ離れは、ここ数年でより深刻化。紅白出場の肩書きが翌年の仕事増につながるのは、今では“CD文化”を主戦場とする演歌歌手だけと言っていいいかもしれません。デジタルと“円盤”(CDやBlu-rayなど)の二刀流でホームランを打ちつづけるSnow Manにとって、紅白不出場は痛くもかゆくもないんじゃないでしょうか」(古参の芸能ライター)

節目イヤーも、「落選」ではなく「辞退」で締めくくるとみられる国民的アイドルの9人組。今年は大みそかにどんな話題を振りまくかとアサジョは報じている。

Snow Manに紅白「辞退」報道!デビュー5周年を「らしく」締めるに至った“相性”の不幸 | アサジョSnow Manに紅白「辞退」報道!デビュー5周年を「らしく」締めるに至った“相性”の不幸 | アサジョ

編集者:いまトピ編集部