『決勝戦』11対1の圧勝劇を見せた「熱視線が注がれている」

11月19日に開催された「明治神宮野球大会」の決勝戦。高校の部で日本一を戴冠したのが九州国際大付属高校だった。“国際大付対決”となった神戸国際大付属高校を相手に11対1の圧勝劇を見せた。そんな重量打線の中でもピカイチの存在感を放っていたのが、1番センターの牟礼翔(2年)に他ならないだろう。
この日も高校通算24本塁打の長打力と50メートル6.0秒の俊足が健在。6回に適時二塁打を放つなど1安打3打点の活躍で勝利に貢献していた。その一挙一動をカメラ席のメディア関係者やスタンドのファンが望遠レンズで追いかけた。スポーツ紙デスクが解説する。
「初陣となった16日の山梨学院大戦で、バックスクリ―ンに飛び込むホームランを放って高校野球ファンの心をつかみました。大会を通じて3割8分5厘のハイアベレージの『打撃力』はもとより、転がせば内野に緊張が走る『脚力』は唯一無二。神宮で試合を重ねるごとに注目度が増していった印象です」
憧れの選手はカブスの鈴木誠也。一方で、今冬のトレーニングで参考にしたい“先人”は別にいるという。その選手の名は試合後の囲み取材で牟礼本人の口から明かされた。
「冬場は、(安打を打つ)確率を上げる練習に力を入れたいです。以前、テレビで見た巨人の浅野翔吾選手が高校時代に取り組まれていたトレーニングなのですが、細いバットで小さいボール(カラーボール)を打つような練習ができたらいいのかなと…」
かつて甲子園打率7割超のミート力を培ったトレーニング法を踏襲することを公言。さらに、チーム名物のスクワットも、「12月は40~50回を12セットぐらいします。下半身を鍛えることで逆方向にも強い打球がいくことを昨年の冬を経験して実感しました」と、厳しい冬練を経てもう一回り大きくなる期待を抱かせてくれた。
もっとも、3試合を通じてメディアの注目度が上がったことについては、「ありがたいことです。もっと活躍しなくてはならないというプレッシャーにはなりますが、今大会で結果を残せてよかったです」と安堵の表情。ちなみに、この日の応援スタンドにはMLBの駐日スカウトの姿も目撃されていた。
「プロ注目のプロスペクトに海の向こうからも熱視線が注がれているのかもしれません」(前出・スポーツ紙デスク)
ますます目が離せない存在になりそうだ。(下の写真2点も)とアサ芸プラスは報じた。
編集者:いまトピ編集部

プロバイダならOCN