2場所連続の屈辱「横綱の品格なし」
Amazon 1年納めの大相撲九州場所でも横綱昇進後の初優勝を逃した豊昇龍は支度部屋に戻ると、囲み取材を待つ報道陣に向けて、付け人へ「取材拒否」の指示をした。敗れた安青錦には前日の14日目に続き、2日連続の黒星。左肩を脱臼した横綱・大の里の休場で圧倒的に有利だったが、横綱として2場所連続優勝決定戦での敗退という屈辱を味わうことに。
それでも「来場所、リベンジだな」「まぁ、悔しいしかないね」「これ以上は嫌だな」とつぶやいて、会場をあとにした。
今場所の豊昇龍は明らかにイラついていた。12日目には高安を相手に勝負が決まったにもかかわらず、最後にダメ押し。
「取り組み後に審判部に呼び出され、口頭で注意を受けていました」(相撲担当記者)
14日目の安青錦戦では、
「土俵に落ちる際に、相手の腕を最後まで離しませんでした。これは力士よりも観客が大ケガする可能性があり、御法度な行為。いかに豊昇龍に焦りがあったか、という証ですよ」(相撲協会OB)
「品格」が重視される横綱としては、どちらもありえない行為だ。九州場所は1年の挨拶回りなどもあり、夜にはタニマチによる会食が多い。場所中の不調を切り替えるために「験直し」として外食に出るのは力士のルーティーンのひとつだが、
「今場所の豊昇龍はいっさいしなかった」(前出・相撲担当記者)
横綱昇進時の体のキレがなく、長期の体調不良説が囁かれる中、もうひとつ指摘されているのがメンタル面だ。叔父である元横綱・朝青龍の存在である。
「豊昇龍が横綱に昇進してから、株式や投資などの儲け話ばかり持ってくるそうです。そんな叔父の姿に、豊昇龍は距離を置いているのですが、血縁関係にあるだけに、頭の痛い問題ですよ」(古参の相撲記者)
これまでは朝青龍、白鵬、日馬富士らが横綱になって「モンゴル派閥が力士の中で一大勢力となり、良くも悪くも目立っていたのはいうまでもない。モンゴル人力士の全盛期には、場所中や巡業中でも食事会と銘打った「決起集会」が頻繁に行われていた。
2018年の「日馬富士暴力事件」は、そんな流れで起きた。ウクライナ人力士・安青錦の初優勝と大関昇進に向けて事実上、孤立無援の状況にある豊昇龍。本人が話すリベンジの道は、前途多難といっていいとアサ芸プラスが報じた。
編集者:いまトピ編集部
