旧日本軍の戦艦か、フィリピン沖で発見

 アメリカ・マイクロソフトの共同創業者で資産家のポール・アレン氏率いる調査チームは7日、フィリピン南部の海中で、太平洋戦争中に撃沈された旧日本軍の戦艦「山城」などとみられる5隻を発見したと発表しました。
 「沈没船を撮影して公開できることに興奮しています」(調査チームのメンバー)

 フィリピン南部のスリガオ沖で発見されたのは、1944年10月の海戦でアメリカ軍に撃沈された旧日本軍の戦艦「山城」や「扶桑」のほか、駆逐艦「満潮」、「朝雲」、それに「山雲」とみられる5隻です。

 調査はスリガオ海峡の深さおよそ200メートルから600メートルの海域で実施され、「山城」や「扶桑」は船体の上下が逆さまになった状態で沈んでいて、スクリューが残っているのが確認されたということです。調査チームは、「激しい戦闘と海流のため、船体が著しく損傷している」と説明しています。

 「山城」と「扶桑」は姉妹艦で、1944年10月、スリガオ海峡からレイテ湾に入ろうとしましたが、アメリカ軍の攻撃を受け、沈没しました。

 「この発見は、亡くなった4000人の乗員の遺族が73年間、祈りをささげる墓標がなかった状況の区切りとなると思います。彼らの記憶を刻み、国に命をささげたことを称えるものです」(スリガオ海峡海戦祈念協議会 ジェイク・ミランダ議長)

 調査に使われたペトレル号は海底6000メートルまで探査できる技術を備えていて、調査チームはこれまで戦艦武蔵などを発見し、世界的な注目を集めています。近隣の海底にも重巡洋艦「最上」とみられる船が沈んでいる可能性が高く、引き続き調査するということです。(07日23:00)
続きを見る

この記事も一緒に見られています

ピックアップ

国際・科学の新着動画

もっと見る

国際・科学の人気ランキング

もっと見る

人気ランキング

もっと見る
写真ニュースまとめ一覧を見る