刑務所の前で「出待ち」を毎朝続けるひとりの男性、何をしている? 「刑務官はいい顔をしないが、やめられない」同行して分かった理由と覚悟
冷たい風が吹きすさぶ2月の早朝、大阪刑務所の前で“出待ち”を続ける男性がいた。松浦未来さん(37)。お目当ては、フルに刑期を終えて釈放された「満期出所者」たち...
03月24日 10:30
自転車より遅い超赤字「JR芸備線」は残すべき?廃止?…乗って考えた 「ここで暮らせるのか」嘆く住民、初協議の行方は
明け方、雪が積もり、人けのないプラットホームに始発列車の力強いディーゼル音が響き渡る。「超赤字」「自転車より遅い」と評されるJR芸備線。1月下旬、私は広島県庄...
03月23日 10:30
超希少疾患と診断されたわが子 孤独と不安を乗り越えるため自ら患者会を作った母親の思い
わが子の病名が判明した。「バイン症候群」。聞いたことのない名前だった。 日本に患者はいる?どんな症状が出る?何に気をつければ良い?治療法はある? 圧倒的に...
03月23日 10:00
「中小企業も賃上げを」の大合唱…でも現場では「きれいごと」と突き放す声 6割がコスト増の「価格転嫁が不十分」と回答、大企業との賃金格差広がる
2024年春闘では、日本製鉄の14・2%の賃上げをはじめ、トヨタ自動車や日立製作所など大手企業が軒並み給与アップを打ち出した。政府は賃上げの波が中小企業にも広...
03月22日 11:00
犯罪を繰り返した58歳の知的障害者が「ぼく、やっぱり戻りたい」と語る支援施設 近隣は反対、行政は圧力…それでも受け入れ続けた
「やっぱり僕、ゆうとおんに戻りたい」。ゆうとおんは大阪府八尾市にある障害者支援施設だ。58歳の男性Yさんには軽度の知的障害と自閉症の傾向がある。20歳を過ぎた...
03月21日 10:30
朝鮮人労働者の追悼碑、県が撤去した根拠は「後出し」だった? 議会も「全会一致」で採択したはずが…13年後に態度が一変
群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」に建つ朝鮮人労働者の追悼碑。戦時中に動員された朝鮮人労働者の追悼を目的に建立された。市民団体が2001年に群馬県議会に請願し...
03月20日 10:00
もうすぐ千円札の顔を交代する野口英世は何をした人? 実は黄熱ではなく梅毒での功績が評価される研究者、今も引き継がれるガーナとの縁
7月3日から新紙幣が発行され、千円札の顔は野口英世から北里柴三郎に交代する。ただ改めて野口英世がどうすごいのか問われると答えに困ってしまう人も多いのではないだ...
03月19日 10:30
中日のノーヒッター山井大介が、縁もゆかりもない東北で今も支援を続ける理由 「草野球の兄ちゃんと思われてもいい」覚悟の施設訪問から11年 #知り続ける
東日本大震災から2年がたった2013年12月、当時プロ野球中日の投手だった山井大介さんは、宮城県気仙沼市の児童養護施設「旭が丘学園」をいきなり訪問した。 「...
03月18日 09:30
後藤田知事も激怒、高校生に配備のタブレット「3年もたず半数超が故障」の異常 後手に回る教育委員会、中国メーカーからは返答なし
徳島県の県立高校などに「1人1台」配備されたタブレット端末の半数を超える数が故障する異例の事態となっている。中国のパソコン会社「ツーウェイ」社製で、2020年...
03月17日 10:30
本州の児童がわざわざ通学「ここにしかない魅力がある」過疎化進む離島の希望 復興へ思いはせ #知り続ける
降りしきる雪の中、家屋や船が濁流をさまよう―。東日本大震災の津波被害を伝えるその写真は、宮城県塩釜市の浦戸諸島・野々島で撮影された。一帯は当時、最大8メートル...
03月16日 10:00
障害者ホーム3軒ともひどかった…連続でやむなく退去、母は途方に暮れた 重度でもOKのはずが、質より量?
障害が重くても入所施設に入るのではなく、地域社会で普通の暮らしができるように。そんな狙いで国は今から6年前、重度障害者向けのグループホーム(GH)の仕組みを作...
03月15日 10:00
「野良犬がうろつく廃虚」が徳島一のにぎわいエリアに。倉庫街を変貌させたNPOの原点 構想から10年、県の協力を得て規制緩和
徳島県庁近くの倉庫街に、カフェや古着店、ジムなどの新しいお店が次々に誕生している。今では県内で人が一番集まるエリアになったが、十数年前まではさびれた廃虚のよう...
03月13日 10:00
大学がアフガン人元留学生を「自腹」で受け入れ 来日前から支援、地元企業に就職【あなたの隣に住む「難民」④】
事務所で昼食を取ろうとしていた時、外で物音がして、同僚が叫んだ。「逃げろ!」 イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンの政権を再び奪取した2021年8月15...
03月10日 11:00
障害のある子どもに廊下でも授業、特別支援学校の生徒急増で教室不足 態勢強化が必要…でも「隔離」に国連や専門家は懸念
少子化で小中高生の数が減る中、障害がある子どもが通う特別支援学校の児童生徒数は増加している。これまで自治体や学校は、足りない教室を確保するため、一つの教室を複...
03月10日 10:00
真っ暗闇の被災地に、全壊した書店の看板だけ明かりがついていた…なぜ? 83歳店主が込めた、ある決意 「がれきの下に今も1万冊が埋もれている」
電灯もついていない真っ暗な商店街の一角に、こうこうと照らされた看板があった。近づいて見えたのは「いろは書店」の文字。建物は、わずかに原形をとどめる正面も斜めに...
03月08日 11:30
「とても孤独」なクジラのオスが、またしても大阪湾に迷い込んだ 温暖化や港の構造だけじゃない、その切ない理由
今年、大阪湾に再びクジラが迷い込んだ。全長は15メートル超で、重さ約32トン。太平洋の深い場所に多く生息するマッコウクジラの雄で、2月19日に堺市の港で死んで...
03月08日 11:00
「生涯をかけ、入所者の生きた証しを伝えたい」歌手・沢知恵さんとハンセン病療養所の30年 瀬戸内海の小島に歌声響かせ
瀬戸内の穏やかな波に揺られ、香川県高松市の港から船で20分ほどで、小さな島の桟橋が見えてくる。国立ハンセン病療養所「大島青松園」への入り口だ。対岸の岡山市に住...
03月06日 10:00
夜泣きは迷惑では?体調変化も心配…赤ちゃん連れや妊産婦に専用避難所 「子ども連れて徒歩でたどり着ける?」指定のホテルに体験宿泊、助産師の派遣も
災害時に妊産婦や乳幼児を専門に受け入れる福祉避難所の整備が徐々に広がっている。自治体が学校やホテルなどを避難場所に指定するほか、助産師を派遣するケースもある。...
03月05日 11:00
「被災地との温度差、苦しかった」…福島から四国に避難をした私が感じたこと 東日本大震災の経験者を訪ねたら、能登半島地震被災地へのメッセージであふれていた(3)
犠牲者が200人を超えた能登半島地震は、なお多くの住民が厳しい避難生活を続ける。3月11日で発生13年になる東日本大震災の経験者たちに当時を振り返ってもらうと...
03月05日 10:30
「この街は終わりですか」…震災直後の不安に、阪神大震災経験者がくれたアドバイスは 東日本大震災の経験者を訪ねたら、能登半島地震被災地へのメッセージであふれていた(2)
家族や親戚のだんらんを一瞬で奪った能登半島地震。間もなく発生13年となる東日本大震災の経験者たちは何を思うのか。一人一人を訪ねると、大切な人を亡くし、ふるさと...
03月04日 10:00
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