「四角くしただけ」ガムテープがバズった納得の訳 当たり前を疑う「完璧な製品なんて存在しない」
(東洋経済オンライン) 2023/01/27 14:00
2022年1月にTwitterに投稿されるやいなや、20万以上の「いいね」がつき、多数のメディアでも取り上げられ話題になったアイデアがあります。それが、「四角いガムテープ」です。投稿したのは、会社員として働きながら、多数の商品アイデアコンテストに応募し、受賞率9割以上をほこるアイデアクリエイターのいしかわかずや氏です。
新商品の企画が社内で募集され、何日もかけて必死で考えたにもかかわらず、「このアイデア、ありがちだよね」「たしかに便利だけど、驚きが少ないなあ」などと言われてしまった経験はないでしょうか。いまは「便利なだけ」のアイデアでは生き残ることが難しくなり、便利なうえに、大きな「驚き」や「発見」を与えるアイデアが求められています。求められるアイデアのハードルは高くなり、評価されるアイデアを生み出すことが難しい時代になりました。
しかし、いしかわさんはこう言います。「いいアイデアを生み出すのに、センスも努力も必要ない」、と。本稿は『「ありそうでなかったアイデア」のつくりかた』の著者、いしかわ氏が実践する、評価されるアイデアを生むシンプルな発想法について紹介します。