イラク日報 記録抜け落ちの怪異

【特集】「イラク日報」記録抜け落ちの“怪異” 教訓伝わらない組織と隊員の怒り

(共同通信) 04月17日 16:35

東京・市谷の防衛省

東京・市谷の防衛省

(共同通信)

 存在しないとされた自衛隊のイラク派遣時の活動報告(日報)の一部が16日、明らかになった。共同通信の取材・検証チームの一員として約1万5千ページ、435日分の膨大なデータを読み込んだ。最初に気付いたのは、2004年4月7日に陸自サマワ宿営地が初めて攻撃された日報を含め、約1年分の迫撃弾などの着弾、その際の隊員の対応を記載したはずの日報がすっぽり抜け落ちていることだった。まだ防御態勢も十分でない初期、差し迫る危機に隊員たちがどう向き合ったかが分かる貴重な記録を防衛省が出せなかったことに驚いた。記録作成から公開に至るまでの過程で、だれかが何らかの意図で故意にデータを外した可能性もある。防衛省の隠蔽体質は何ら改まっていないのではないか。(共同通信=柴田友明)

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