節約にもつながり、食事量や内容も自分で調節できるお弁当ですが、毎日つくるのは気が滅入るというかたも多いのではないでしょうか。

夫、娘、息子と家族4人暮らし、ズボラなワーママ原こさんに、毎日お弁当をつくり続けるための3つのこつを教えてもらいました。

1.おかずは前日の晩御飯

人のお弁当の中身って気になりませんか?わが家のお弁当のおかずは、ほぼ前日の夜ごはんと同じです。

残り物を詰めるというより、お弁当に詰める分を最初からつくる量に入れておき、ごはんをつくりながらお弁当箱に詰めていきます。

お弁当専用につくるのは卵焼きのみ。お弁当箱に詰めにくい魚の煮つけや、にんにくをたっぷり効かせた料理などはお弁当をつくらない日の前日メニューにし、普段はお弁当に入れることを前提に献立を決めます。

この方法に変えたことで以前悩んでいた「お弁当に何を入れよう」という悩みと、「お弁当用の冷凍食品が家計と冷凍庫の場所を圧迫する」という2つの悩みから一気に解放されました。

ちなみに、お弁当は冷めてから冷蔵庫に入れ、移動中は保冷バッグを使用。会社に到着したら会社の冷蔵庫に保管しております。

2.お弁当箱をあえて複数用意する

夜ごはんをつくりながらお弁当も作成するので、夫が帰って来ていないからお弁当がつくれないということがありました。

そこで後からお弁当を詰める手間をなくすため、お弁当箱を追加で購入しました。

同じデザインのものが売っておらず、内容量は同じくらいでもまったく別の形のお弁当箱を購入することに。

この違うデザインのお弁当箱を所持した結果、使うお弁当箱によっておかずの詰めかたが自然と変わり、毎回同じ見た目だったお弁当が、詰めるものは同じでも新鮮に見えるように。

毎回同じお弁当箱のほうが楽なのかもしれませんが、ずっとつくり続けるということを考えたときに、マンネリ防止に役立っています。

3.映えは気にしない

SNSで毎日のようにレベルの高いお弁当を投稿されているアカウントを見るのが好きで、がんばって真似していた時期もありましたが、手間がかかりすぐに挫折しました。

今日はおかずが全部茶色っぽいなという日や、今日は味つけが似ているおかずが多いなという日もあり、これでいいのかと思っていたこともありました。でも、見るのは食べる人とつくる人だけと割り切ったら一気に心が軽くなりました。

それよりも毎日つくるだけで偉いし節約になっている!と、とにかくハードルを下げることで、「お弁当をつくる」ということへのハードルもぐぐっと下がりませんか?

たまに映えるお弁当ができたときは、夫や子どもに自慢してほめてもらうのも忘れずに。

自分にあった「続けるこつ」を

ズボラな私はお弁当づくりのハードルを下げる方法ばかりを探しがちですが、もちろんSNSに素敵なお弁当の写真を投稿し、周りからの評価によってモチベーションをアップさせる方法が合っているかたもいらっしゃると思います。

お弁当をつくり続けるこつは、人によっても異なると思います。
ぜひ色んな方法を試してみてくださいね。

■執筆/原こさん…夫、子どもふたりとの4人暮らしで、月の食費は2万円でやりくり。家事は好きだけど苦手、おいしいものが好き。目標は節約しながら心も身体も満たす毎日を。

編集/サンキュ!編集部