来年の大阪・関西万博への子どもの招待事業について、課題となる交通手段の検討が続けられています。

 大阪府内の小中高生の万博への招待事業では、引率の教師を含めてあわせて約95万人が来場する予定で、会場へのアクセスは地下鉄やシャトルバス、観光バスの利用が想定されています。

 25日に開かれた検討会では、公共交通機関の利用について、一般来場者のピークを避けた時間帯にすることや、駅構内での整列方法など、誘導ルールの徹底が課題として挙げられました。

 また検討会に参加したバス事業者からは、現時点で1日に確保できる観光バスは30台ほどの予定と報告があり、万博協会は低学年を優先するなどの検討を進めるとしています。

 今後も会議を重ね、10月には輸送方針が取りまとめられる予定です。