<KKT杯バンテリンレディス 最終日◇14日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6518ヤード・パー72>

熊本のホープが地元で歓喜の渦に包まれた。21歳の竹田麗央が3バーディ・1ボギーの「70」をマーク。トータル7アンダーで3打差を逆転し、地元で念願のツアー初優勝を果たした。


前半で1つ伸ばし、首位と1打差で折り返し。単独トップに立っていた岩井明愛がスコアを崩したことで首位に立つと、15番パー4ではチップインパーを決めるなど、集中力を切らさなかった。最終18番では2パットのパーで勝利を決めると、ギャラリーの大歓声を浴びながら満面の笑みを見せた。

今季はここまで6試合に出場し、トップ10入り4回。今大会で最終日最終組は4度目だった。あと一歩のところで栄冠を逃してきたが、念願のツアー初Vが地元。さらに熊本地震からちょうど8年目での勝利というのは、あまりにもドラマチックだ。

「この大会は子供のときから観戦にきていた試合。まさか自分が優勝できるとは思っていなかったので、すごくうれしいです。2勝目を早く挙げられるように、また来週からも頑張ります」

叔母は2度の賞金女王に輝いた平瀬真由美。“ゴルフ大国”熊本が生んだ大器がスター街道を歩んでいく。


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