KKT杯バンテリンレディス

 女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディス最終日が14日、熊本空港CC(6518ヤード、パー72)で行われた。単独首位で出たツアー通算3勝で21歳の岩井明愛(Honda)は1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの77で回り、通算3アンダーで10位だった。連覇のかかる大会で終盤に乱れ、2打差を守れず逆転負け。初優勝した竹田麗央(ヤマエグループHD)を称え、ラウンド後には「練習します!」と成長を誓った。

 踏ん張れなかった。岩井はバーディー直後の6番パー4で痛恨のダボ。14番からは3連続ボギーを叩き、17番でも1つ落とした。最終18番はパー。同じ最終組で戦った竹田のウィニングパットを見届け、笑顔で抱き合った。「隙がなかった。パーも拾っていたし、良いプレーをしていた」と優勝を争った相手を称えた。

 初日はボギーなしで回り、第2日も1ボギーと安定したゴルフを披露。昨季はツアー初優勝を飾ったコースで「相性が良い」と話していたが、「ショット自体は悪くなかったですが、グリーンが難しかった」と苦戦した。

 2020年度プロテスト(コロナ禍で開催は21年6月)に合格し、昨季に初優勝を含む3勝を挙げた。今季は4戦目だったアクサレディス in 宮崎の6位が最高。大会連覇を逃したが、「練習します!」と前を向いた。

(THE ANSWER編集部)