昨年12月、トラウト邸での直接会談を「ESPN」が報じる

 米大リーグのエンゼルスで、昨季まで大谷翔平投手とともにプレーしたマイク・トラウト外野手が昨年12月、大谷の移籍決定直後に、ロン・ワシントン監督と4時間に及ぶ“直接会談”を行っていたことがわかった。米スポーツ局「ESPN」が伝えたもので、エンゼルスで勝ちたい理由を大いに語ったという。

「なぜ、マイク・トラウトはエンゼルスとともに勝ちたいのか」という記事で、アルデン・ゴンサレス記者が伝えている。

 昨年12月9日(日本時間10日)に大谷がドジャースへの移籍を発表してから、1週間もたっていない時期だったという。ニュージャージー州ブリッジトンにあるトラウト邸を、ワシントン監督は新コーチのボー・ポーター氏、エリック・ヤングSr.氏と訪問。「彼らはトラウトの地下トレーニングルームや近隣のバスケットボールコートで交流した。書斎に落ち着くと、4時間近く会話は続いた」と報じた。

 さらに「会談に参加した人物によると、トラウトは長い間嘆くことはなかったという。彼は前進していた。彼はビジョンについて新スタッフに話し、より自由に走塁したい願望を明かし、公に話してきたことを強調した」「勝利を切望するだけでなく、彼はそれをエンゼルスで達成したいのだ」と続けている。

 トラウトはエンゼルス一筋に、大リーグ14年目のシーズンを迎えている。ただポストシーズンには地区優勝した2014年を最後に、もう9シーズン出場できていない。トレード移籍説は何度も浮上したが、エンゼルスでプレーし続けることを選んでいる。

 最後に記事は、新コーチのポーター氏の言葉として「この男(トラウト)はここに多くを注ぎ込んできた。それを示したんだ」と伝えている。

(THE ANSWER編集部)