ESPNが報じる

 米大リーグ・ブレーブス傘下でプレーするデビッド・フレッチャー内野手が、過去に違法なスポーツ賭博に関わっていたとされたことについて、米スポーツ専門局「ESPN」は20日(日本時間21日)、メジャーリーグ機構(MLB)が調査を開始したと報じた。

 フレッチャーの違法賭博関与の疑いは同局が17日(同18日)に報道。記事では、胴元マシュー・ボウヤーを通じて違法賭博を行ったという。ボウヤーは、大谷の銀行口座から約1650万ドル(約25億6300万円)を違法に送金した銀行詐欺罪などを認めている水原一平被告が違法賭博で関与していた胴元とされていた。

 この日、同局は「MLBは月曜日、元ロサンゼルス・エンゼルス内野手のデビッド・フレッチャーが違法ブックメーカーと賭博をした疑いで捜査を開始したとMLB関係者がESPNに語った」と記事を掲載。続けて「捜査当局は開始時に大きな問題に直面している。どこで証拠を手に入れるかということだ。MLB捜査官はいずれフレッチャーに事情聴取を要求することになるだろうが、犯罪捜査の対象となる可能性があると主張できる場合には、フレッチャーには捜査協力を拒否する権利がある」としたうえで「フレッチャーは金曜日の複数回のコメント要請には応じなかった。同関係者は、MLBがまだ法執行機関に支援を求めているかどうかについては言及を避けた」としている。

 本文では、フレッチャーがMLBの捜査の間はプレーし続けることになるかもしれないという捜査関係者の談話を紹介したうえで「MLBの関係者はフレッチャーが野球以外で違法賭博を行っていた場合彼は出場停止処分ではなく罰金を科される可能性が高く、野球の試合への賭博に関与した場合、生涯の出場停止処分を受ける可能性があると話した」と伝えている。

(THE ANSWER編集部)