21日午前の東京外国為替市場で、対ドル円相場は円安が進み、一時、1ドル=156円台半ばをつけた。米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)の複数の高官が、利下げに慎重な発言をしたことを受け、米国の長期金利が上昇。低金利の円を売り、金利の高止まりが続くドルを買う動きが強まった。また、東京債券市場で21日午前、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが上昇(債券価格は下落)し、0.980%をつけた。2013年以来、11年ぶりの水準となる。