阪神甲子園球場が今年100周年を迎えることを記念し、兵庫県西宮市の甲子園歴史館がキーホルダーを制作した。新型コロナウイルス感染予防のために球場内で使われたアクリル板を使ったもので、来館者にプレゼントする。

 同館は記念品を何にするか検討するタイミングで、球場内のラウンジや従業員用の食堂で使われていたアクリル板を廃棄することになると聞いた。環境に配慮して再利用しようと、球場のオフィシャルエコパートナーである「帝人フロンティア」(大阪市)に使用済みのアクリル板を引き渡し、工場で加工してもらった。

 キーホルダーは、縦6センチ、横2.5センチ。100周年のロゴマークが刻印されている。来館者またはスタジアムツアーに参加した人に配布する。先着5万人。問い合わせは甲子園歴史館(0798・49・4509)。(石田貴子)