鳥取県湯梨浜町の海岸で4月に見つかったクジラの死体について、県は8日、死体を陸揚げして埋設する作業をした。県立博物館が数年後に掘り出して骨格標本などとして活用するという。

 7〜8日、一般財団法人日本鯨類研究所(東京)が死体を調査した。県によると体長13・5メートル、ナガスクジラ科のクジラで性別は雄。比較的若い個体とみられ、体に傷がないため沖で死んで流れ着いた可能性があるという。県は8日、死体を町内の公有地に埋めた。管理上の支障があるとして場所は公表していない。(清野貴幸)