北海道鶴居村長選が16日告示され、無所属現職の大石正行氏(64)=年齢は投票日の21日現在=以外に届け出がなく、無投票で4選が決まった。同村長選は1980年以後、連続12回無投票となった。15日現在の選挙人名簿登録者数は2084人。

 同村の最後の村長選は76年、元助役が元村議に約200票差で当選。その後は2代続けて村幹部職員が後継指名を受けて立候補してきた。

 当選後、大石氏は「村の命綱である酪農の支援に力を入れたい」と語った。連続無投票について、「選挙を通して議論することは大切。無競争に甘えず多様な耳を傾けたい」と述べた。

 道選挙管理委員会によると、道内首長選では初山別村長選で連続13回無投票で最多。新篠津村長選で連続11回無投票になっている。(古源盛一)