● レイズ 2−4 タイガース ○
<現地時間4月23日 トロピカーナ・フィールド>

 デトロイト・タイガースが逆転勝利で3連勝。前田健太投手(36)は5回無失点と好投。勝利投手の権利を持って降板したが、今季1勝目はお預けとなった。

 今季5戦目の前田は初回、遊撃手の失策と捕手の打撃妨害で無死一、二塁のピンチを背負ったが、3番ロサリオを捕邪飛、4番アロザレーナを併殺打に仕留め、課題の初回を無失点で切り抜けた。

 2回裏は、完全に打ち取った一塁線の打球を前田が処理するも、送球が打者走者に当たって内野安打。またしても不運な出塁を許したが、連続三振を奪ってイニングを終えた。

 1点の援護を受けた3回裏には、二塁手の失策で先頭打者を出し、盗塁で無死二塁。次打者の一ゴロの間に三塁へ進まれたが、後続を打ち取り、ピンチを脱した。

 4回裏は2三振を奪い、この試合初めての三者凡退。5回裏には二死一、二塁のピンチを迎えたが得点は許さず、この回限りで降板。5回88球を投げて3安打、5奪三振、無失点の好投。勝利投手の権利を持って交代したが、2番手アレックス・ファエードが逆転2ランを被弾し、今季1勝目を挙げることはできなかった。

 一度は逆転を許したタイガースだったが、8回表、1番ライリー・グリーンがこの試合2本目となる5号本塁打で再逆転。さらにマーク・キャンハの5号ソロで追加点を挙げ、このリードを守り切った。タイガースは3連勝で今カード勝ち越し。貯金4でアメリカン・リーグ中地区の2位となっている。