○ ドジャース 4−0 レッズ ●
<現地時間5月18日 ドジャー・スタジアム>

 ロサンゼルス・ドジャースが完封リレーで2連勝。右肘の手術から今季復帰したウォーカー・ビューラー投手(29)が約2年ぶりの勝利を挙げた。

 復帰3戦目のビューラーが本領発揮。初回を僅か7球で三者凡退とすると、4回まで打者13人を48球で終え、5三振を奪う快投。2点の援護を貰った直後の5回表には、5番フレーリーの左中間への飛球で外野手が交錯し三塁打。不運な形で一死三塁のピンチを背負うも、後続を捕邪飛と二ゴロに仕留め、無失点とした。

 ビューラーは6回表にも安打を許したが、2番デラクルーズ、3番フォードから連続三振を奪い、この回限りで降板。6回78球を投げて3安打、無四球、7奪三振、無失点。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

 ドジャースは7回表からマイケル・グローブ、ダニエル・ハドソン、J.P.フェヤレイセンの3投手でリードを守り切り、完封リレー。ビューラーが725日ぶりの白星を手にした。

 ビューラーは2015年ドラフトで球団1巡目指名を受け、ドジャースに入団。2017年にMLBデビューを果たし、2019年に14勝、215奪三振を記録しブレーク。2021年には207回2/3を投げて防御率2.47、16勝4敗とキャリアハイの成績を残すも、翌2022年8月に自身2度目のトミー・ジョン手術。リハビリのため昨季を全休し、現地時間5月6日に復帰登板。これまで2登板ともに4イニングまでで交代していたが、復活といえる投球で今季1勝目を挙げた。