広島・久保修

 僕にとって、伊勢孝夫さん(大阪観光大特別アドバイザー、ヤクルトなどでコーチ歴任)がいないと今はありません。大学の途中で野球もやめていたと思います。2回生のときに足首をケガして、ちょうど新型コロナ禍で。何もかもやる気がなくなって「野球をやめたいです」と伝えたら、ブチ切れられました。「お前は頑張ればプロの道もあるぐらいの能力は持っている」と。そこからマジで頑張ろうと思いました。

 今年、開幕一軍が決まったときも連絡をいただきました。本当にずっと見てくれている。“まだまだこれからだ系”が多いですけど、「ワシが死ぬまでに活躍せえよ」と言われています。早く活躍する姿を見せたいです。

『週刊ベースボール』2024年4月22日号(2024年4月10日発売)より

写真=BBM